牧師紹介 Our Pastor
麦野達一 Tatsuichi Mugino
1969年 東京生まれ 鹿児島育ち
小5でトランペットに出会い、中学校でホルンに転向。高校でもホルンを続け大学では専攻する。
大学卒業後さらなる音楽の学びを志しアメリカへ渡るが、牧師への献身の思いが与えられ、神学校に進む。
鹿児島県立伊集院高等学校、玉川大学文学部芸術学科音楽専攻卒業
米国テキサス州のSouthwestern Baptist Theological Seminaryで神学と教会音楽を学ぶ。
帰国後は西南学院大学神学部で1年学んだのち、牧師となる。
2000年〜2008年 相模中央キリスト教会副牧師(青少年・音楽担当)
2008年〜2019年 伊集院キリスト教会主任牧師・伊集院幼稚園副園長・園長
2019年〜 福岡西部バプテスト教会牧師
西南学院大学非常勤講師(キリスト教音楽・教会音楽)
日本バプテスト連盟ホームレス支援特別委員会委員長
ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)理事
社会福祉法人シオンの丘 愛の園保育園評議員
学校法人若松神愛学園 神愛幼稚園理事
学校法人西南学院理事
家族は妻と3人の息子と2人の里子
趣味はスポーツ鑑賞、CD収集、ホルン演奏、サイクリング(Cannondale CAAD10)
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今週の巻頭言
2023年9月17日
聖歌隊
「コロナ禍」によって長らく中断されていた聖歌隊の活動が10月より本格的に再開されます。まだコロナ前のようなフル活動は難しいですが、10月22日の特別集会と12月のクリスマスでの奉仕を目指し歩み出します。良い機会ですので、聖歌隊の起源と使命、目的について確認しましょう。
旧約聖書の中には音楽専門家集団としてのレビ人が登場します。(歴代誌上16:4~6)彼らは訓練を受けた音楽家で、さまざまなスタイルと楽器を用いて賛美をしました。新約聖書には旧約時代のような儀式もなかったので、音楽家についての記述はありません。その後、西方のカトリック教会、東方の正教会ではそれぞれに高い専門性を持つ聖歌隊が発展します。宗教改革後に誕生したプロテスタント教会では会衆の積極的な礼拝参加が需要視されましたので、礼拝の中心は会衆賛美となり、聖歌隊の役割も変化しました。そうして教会に定着した聖歌隊には以下の6つの使命と目的があります。
①「礼拝・諸集会において会衆賛美を助け導く」プロテスタント教会の礼拝賛美の中心は会衆賛美ですから、聖歌隊はまず会衆を支え導くことが第一の働きとなります。音楽に苦手意識を持つ会衆を歌声によってリードします。
②「牧師の宣教の補佐役となり、音楽を通してキリストを伝える」聖歌隊の賛美は牧師の説教と結びついています。言葉だけでは伝わりにくい感情に触れる「宣教」を提供するのが役割です。
③「教会音楽を通して牧会する」牧師が御言葉によって牧会するように聖歌隊は音楽の賜物を与えられたものとして、賛美を通して神の臨在を示し、神の栄光を表すことで会衆を神へと導きます。結果として会衆は慰めや励ましを受けることがあります。
④「教会の顔となって社会に仕える」聖歌隊の活動範囲は教会内にとどまらず外でも活動することで教会の存在を知らせ、社会にアピールすることができます。街頭での賛美や福祉施設などの訪問活動をすることもあります。
⑤「訓練と教育の機会をもたらす」聖歌隊は奉仕に向けて定期的な練習をします。音楽的な訓練だけでなく、歌詞の吟味を通して霊的な訓練もします。
⑥「交わりを通して一致をもたらす」練習や奉仕などの活動を通して隊員には一致が生まれます。聖歌隊員としての自覚を持って信仰生活を歩みます。
6つも使命と目的を並べられると敷居が高く感じられるかもしれませんが、教会の聖歌隊は「誰でも」参加できるのが基本です。祈って示された方は、どなたでもご参加ください。