牧師紹介 Our Pastor
麦野達一 Tatsuichi Mugino
1969年 東京生まれ 鹿児島育ち
小5でトランペットに出会い、中学校でホルンに転向。高校でもホルンを続け大学では専攻する。
大学卒業後さらなる音楽の学びを志しアメリカへ渡るが、牧師への献身の思いが与えられ、神学校に進む。
鹿児島県立伊集院高等学校、玉川大学文学部芸術学科音楽専攻卒業
米国テキサス州のSouthwestern Baptist Theological Seminaryで神学と教会音楽を学ぶ。
帰国後は西南学院大学神学部で1年学んだのち、牧師となる。
2000年〜2008年 相模中央キリスト教会副牧師(青少年・音楽担当)
2008年〜2019年 伊集院キリスト教会主任牧師・伊集院幼稚園副園長・園長
2019年〜 福岡西部バプテスト教会牧師
西南学院大学非常勤講師(キリスト教音楽・教会音楽)
日本バプテスト連盟ホームレス支援特別委員会委員長
ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)理事
社会福祉法人シオンの丘 愛の園保育園評議員
学校法人若松神愛学園 神愛幼稚園理事
学校法人西南学院理事
家族は妻と3人の息子と2人の里子
趣味はスポーツ鑑賞、CD収集、ホルン演奏、サイクリング(Cannondale CAAD10)
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今週の巻頭言
2023年4月2日
イエスの愛を共に
2023年度を迎えました。いわゆる「コロナ禍」となってから4回目の春です。しかし過去3年間と違うのは、世の中の空気が「和らいで」いることです。その理由は政府が新型コロナウイルス感染症をインフルエンザと同等の5類に位置付けたことと関連があるでしょう。
3年前、人類は未知のウイルスを恐れ、命を守るための最善を尽くしました。感染拡大を防ぐためにほとんどの人がマスクを着用し、人と人が接触することは極力避けることが推奨されました。その結果、仕事に行けなくなった人々、仕事を失った人々、学校に行けなくなった子どもたち、家庭内でDVに苦しむ女性たちなどが増加し、小中学生の自死者が増えるという悲しい現象が起こりました。
この間、私たちの教会では「希望を告げる教会(20年度)」「希望を告げる教会~主の慈しみと慰め(21年度)」「希望を告げる教会~一人にしない神(22年度)」というテーマを掲げ、先の見えない暗闇のような時代にあっても、キリストにある希望があることを世に伝え続けてきました。
3年の月日を通して新型ウイルスへの研究と対策が進み、現在では以前ほどこのウイルスを「恐れる」ことがなくなりました。もちろん完全に安心することはできませんが、「感染の恐怖に怯える」期間は過ぎたように思います。そのことが世の中の空気を和らげているのです。
その中で迎える新年度です。先もって教会の皆さんに出していただいた新年度のテーマ案の中には「いっしょ」「寄り添う」「一つに」「愛し合う」などの言葉が見られました。コロナ禍の中でも私たちは「共に」過ごしてきたつもりですが、世の中の前進と共に、教会も交わりのレベルを以前のように取り戻し、顔と顔を見、相手の体温が感じられる距離での交わりを共にしたいと願います。
新しい年度「あなたがたに新しい戒めを与える。互いに愛し合いなさい。私があなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ13:34)をテーマ聖句として掲げたいと思います。そしてこの一年、これまでできなかったことを取り戻しながら、さらに進化した交わりを求めていきましょう。「イエスの愛を共に」しながら。